「コマの大航海・ニュース」         戻る



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070503    第1次太平洋表層海流調査(与那国沖起点)の為のコマ放流実験は2006年12月を以って終了いたしました
070129)  ブイKOJI-2 今度はベトナム・ホーチミン市南西に漂着
070111)  台湾中山大学・曾教授のブイ 諏訪之瀬島より再放流 (061130記事に追記)
061208)  第10回コマ放流 12月7日実施、イルカも見送りに!
061130)  第9回放流ブイAI-3諏訪之瀬島に漂着 回収後再放流へ
061120)  第9回放流コマ 宮古島に漂着
061022)  8月放流ブイLEO−3徳之島に漂着、再々度の放流実施
061012)  第9回コマ放流10月11日実施 
060922)  第7回放流コマ 八丈島の海底で見つかる
060901)  第8回放流ブイ LEO-3再放流実施
060819)  第8回コマ放流8月12日実施、その後また西表島の高市さんにお世話に・・・
           第2回放流ブイMOMO、漸く日付変更線へ
060630)  第7回放流コマ、16日間で種子島に漂着
060613)  第7回コマ放流、6月12日実施 ・ 第6回放流ブイAI-2、豊後水道へ
060531)  4月10日放流コマ06(04)宮古諸島に相次ぎ漂着
060412)  第6回コマ放流、4月10日実施
060320  新島小のメッセージコマ、沖縄本島で発見
060318  福江小のメッセージコマ、新聞で紹介
060315)  ブイKOJI 台湾で回収
060214)  第5回コマ放流、2月13日実施
060126)  最近のニュースから
051228)  LEO、YOKO、KOJI前途遥遥
051204)  第4回コマ放流、 12月2日実施 
051125)  10月放流のコマ 喜界島で発見
051101)  6月放流のコマ 沖永良部島で発見 
051019)  10月5日放流のコマ 西表島・石垣島に相次いで漂着  
051016)  10月14日 MOMO 新島近海にて再放流
051012)  10月8日 MOMO 新島羽伏浦海岸に漂着
051005)  第3回コマ放流、10月5日 10:30 に実施
050917)  第2回放流コマ、一月半で宮崎に到達
050904)  ブイMOMO 屋久島付近に到着。 ブイAIは、朝鮮海峡へ?
050824)  ユキさんちと言えば・・・
050820)  漂流ブイMOMO、再び航海に出る
050817)  漂流ブイMOMO、与那国島へ戻る
050807)  8月1日午前9時10分第2回放流、与那国島西方8km地点
050722)  第2回放流 8月1日に決定。 与那国島の子供たちのメッセージを運びます!



 記事
 
(070503) 木製コマ放流実験                   ページトップへ

たくさんの皆様のご協力を頂いて行って参りました、第1次太平洋表層海流調査(与那国沖起点)の為のコマ放流実験は2006年12月を以って終了いたしました。ご協力頂いた方々に厚く御礼を申し上げます。

今後とも漂着情報の収集は続けて参りますので、変わらぬご協力を御願い申し上げます。

サテライトブイでの追跡は継続中です。
LEO−4は、19年5月現在沖縄本島南海上を漂流中
諏訪瀬島に漂着、浦田氏により再放流されたAI−3号は現在、南大東島の東海上を漂流中

 
(070129)  ブイKOJI-2 今度はベトナム・ホーチミン市の南西に漂着 ページトップへ


05年12月に台湾に漂着後、整備して06年6月に再放流したブイKOJI-2が、今度はベトナム・ホーチミン市南西にある河川に漂着した模様です。現在回収方法を検討中です。 軌跡:/buoy/
 
(061208)  第10回コマ放流 12月7日実施、イルカも見送りに! ページトップへ
7日、第10回コマ放流を実施しました。

今回放流したのはコマだけですが、
イルカが見送りに来てくれました。
 
(061130) 第9回放流ブイAI-3諏訪之瀬島に漂着 回収後再放流へ ページトップへ
(061208)
10月11日与那国島から放流された漂流ブイ AI−3について、 11月13日グループの位置情報管理者の世一氏から「諏訪之瀬島に漂着したらしいと」と連絡が入る。

鹿児島県十島村観光課を経由してトカラ列島、諏訪之瀬出張所の伊藤氏に連絡する。漂着場所である諏訪之瀬島の北部は道路も無く、船で近寄れない断崖絶壁と岩場が続く難所らしい。船を持ち、潜る事の出来る浦田謙太郎氏を紹介して頂く。(浦田氏は3年前東京から家族と共に島に移住して伊勢海老の素潜り漁などをしている Iターン 組の方です)

浦田氏 談 〜 ブイの漂着した湾は、地元の人が「ヨリクラ」と呼んでいる場所です。古老に聞いたところによると、昔から南北からの漂流物が集まる所で、それが地名の由来でもあるようです。
この時期、北西の季節風が吹くことが多く海上もシケが続き、北西部が開けた漂着場所にはなかなか近づけません。


黒潮が急に南下する流れの激しい場所であり、風が収まるまで3週間が経過する。

12月5日 浦田氏と同じこの島に移住して来た、岡崎氏と愛船「龍神丸」で2度目の出船。岩場の湾に船では入れず浦田氏は泳いで捜索を開始する。
無事回収と第1報が入ったが、実は台湾の中山大学の調査ブイであった。再度引き返し、浜辺に漂着していた AI−3 を救出して頂く。

調査の意義を理解して頂き、毎日、電話とメールで海況、通信状態を丁寧に対応して頂き、とうとう難所から救出して頂いた、浦田氏はじめ関係者の皆様に グループ一同感謝申し上げます。


追記: 12月10日12:40
錘を再装着し機器の動作チェック後、ブイを再放流しました。切石港の東北東方面1〜1.5kmの
北緯  29°36′098
東経 129°44′824 地点です。
風は北西、潮はゆるやかに北上していたと思います。うまく黒潮に乗ってくれることを願っています。
(浦田氏の連絡より)

諏訪之瀬島 アラカルト
鹿児島港から10時間、週2便の村営船が出ている。詩人のゲーリー・シュナイダー氏が、日本で最も現代文明から隔絶している聖地といい、村民60名足らず、島の南端に集落があるのみで、道路も集落にしか無く、信号の無い静かな村だが、日本で一番激しい活火山を抱く島でもある。






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下は同時に回収された台湾・中山大学のブイ
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(1月11日追記)

中山大学・曾教授のブイは浦田様により再放流されました。写真は再放流の様子です。

2007年1月10日 午前10時頃
北緯29°35′843″
東経129°44′292″
(AI−3とほぼ同じ位置です)

浦田様、大変お世話になりました。ありがとうございました。
 
(061120) 第9回放流コマ 宮古島に漂着 ページトップへ
第9回として放流されたコマが11月17日放流地点から凡そ200キロメートルの宮古島で見つかりました。放流後凡そひと月です。同時に放たれたブイAI−3の軌跡を見ると10月末頃宮古島近くにいますので、あるいは暫く前に着いていたのかもしれません。
 
(060922) 8月放流ブイLEO−3徳之島に漂着、再々度の放流実施 ページトップへ
8月12日第8回として放流のLEO−3は、西表島に漂着し、回収後、同月31日与那国島沖から再度放流されました。

ところが10月10日、今度は徳之島に漂着しました。徳之島では、漁業共同組合殿のご尽力により回収することができました。御礼申し上げます。

このLEO−3ですが、10月21日与那国島沖より新しい名称LEO−4として再々度放流されました。さあ今度は?

 
(061012) 第9回コマ放流 10月11日実施 ページトップへ
昨11日、第9回コマおよびブイAI−3を放流しました。


記〜よしまる荘 より

いつもお世話になります。
今日は風が弱く朝から東よりの風でした。
14時頃に放流しましたが、季節的にまた北東の風に変わるかもしれません。

 
(060922) 第7回放流コマ 八丈島の海底で見つかる ページトップへ
本年6月12日に放流された第7回放流コマは、6月28日種子島を経て7月15日八丈島西海岸に漂着しました。

それから一月半経過した8月28日、前回同様西海岸の、ナント海底に沈んでいるコマが発見されました。

木で出来ているコマがなぜ沈んでしまったのか不思議です。写真は送り返していただいたコマを塩水に入れて試験をしているところです。ちゃんと浮かんでいるのですが・・・


なにはともあれ、八丈島・赤間ダーバーズインの皆様ありがとうございました。掲示板(9/14のコピー)で話題になったようです。
(本当の掲示板はコチラ
 
(060901) 第8回放流ブイ LEO-3再放流 ページトップへ
放流後6日で西表島に漂着し、島の高市さんに回収していただいたLEO-3ですが、昨8月31日18:12与那国島よしまる荘殿によりいつもの地点に再放流されました。
 
(060819) 
第8回コマ放流8月12日実施、その後また西表島の高市さんにお世話に・・・ページトップへ
第2回放流ブイMOMO、漸く日付変更線へ
第8回コマ放流
連続した台風接近で遅れていた第8回コマ放流を8月12日 17:30 よしまる荘船長により実施しました。今回のブイの名称は LEO−3 です。 





LEO−3の8月18日(金)18:12の通信で西表島東部・野原崎近くでスピード0が表示されました。

当方からの詳細地図により西表在住の高市様にお願いして、8月19日朝からGPSを持ち捜索をいていただきました。10時の段階で見つからず、一度あきらめかけたのですが、11時過ぎ弾んだ声で発見の連絡が入りました。

発見者の高市さんはニライカナイHP ニュースの(051019)で子供たちのコマを発見してくださった方です。メディア 10月23日 沖縄タイムスに写真が掲載されています。




昨2005年8月1日、2回目として放流されたブイMOMOですが、

・放流直後
に与那国島に再上陸。再放流。

・次には新島に漂着、再々放流。

・その後暫く順調に漂流しましたが、2005年12月からは半年もの間、太平洋の渦(?、正式には何というのでしょう)に巻き込まれ、同じ地域に留まってしまいました。

紆余曲折の末、漸く日付変更線近くにたどり着きました。



<ニュースに見るMOMOの軌跡>

その後、太平洋の真ん中で半年以上の長きにわたり留まっていました。

05101610月新島近海にて再放流
05101210月新島羽伏浦海岸に漂着
050917)放流コマ、一月半で宮崎に到達
050904)ブイMOMO 屋久島付近に到着
050820)ブイMOMO、再び航海に出る
050817)ブイMOMO、与那国島へ戻る
050807)8月1日第2回放流、与那国島
 

(060630) 第7回放流コマ、16日間で種子島に漂着  ページトップへ

6月28日、種子島の長浜海岸・屋久津地区で(0606)の第1号が発見されました。与那国島沖合いから1000Km以上を途中の何処の島でも発見されず、種子島に16日間で漂着した事になります。過去最速です。(直線距離およそ1000km÷16日÷24時間 = 平均時速およそ2.6km/h)  
  
種子島は漂着物の多い所で朝鮮半島からもかなりのゴミが漂着するそうです。ここで黒潮が大きく変化するからでしょうか?中種子町立岩岡小学校の5〜6年生(複式学級)は総合学習の一環として海岸の漂着ゴミの収集を行っている時にコマを発見したそうです。学校へ持ち帰りニライカナイのHPを検索したら、授業で取り組んでいる事と同じ趣旨の事を調査している。自分達の拾ったコマが海流調査のコマと知りHPを見ながらの授業が盛り上がった事を担任の国生先生から連絡が入りました。

学校のHPによると、岩岡小学校は創立118年を迎える歴史のある学校です、海がめの孵化、放流を行ったり、一輪車が盛んな元気のある小学校のようです。
 

(060613) 第7回コマ放流実施 ・ 第6回放流ブイAI-2、豊後水道へ  ページトップへ

天候の状況で遅れていました第7回コマ及びブイの放流を6月12日11:30に行いました。

今回のブイのはKOJI−2です。KOJI-2は昨年12月に放流のブイKOJIが台湾に漂着したため、台湾海洋大学の高教授に回収していただき、その後何人かの方々のご協力により帰国、整備後KOJI-2として再び旅立つものです。




尚、去る4月10に放流のAI-2は、現在九州と四国の間の豊後水道へ接近中です。軌跡にご注目下さい。
 

(060531) 4月10日放流コマ06(04)宮古諸島に相次ぎ漂着  ページトップへ

4月10日に放流したコマが宮古諸島に相次いで漂着しています。
宮古新報に伝えていただきました。(記事、戻りはブラウザのボタンで)
 

(060412) 第6回コマ放流実施  ページトップへ

天候の状況で遅れていました第6回コマ・ブイの放流を4月10日11:00に行いました。今回のブイの名称は AI−2 です



尚、先日台湾に漂着したKOJIですが、現在のところ現地で保管されており近々日本へ戻される予定です。

 

(060320) 新島小のメッセージコマ、沖縄本島で発見  ページトップへ

第5回放流コマは順調に黒潮に乗り、3月14日の久米島に続き16日沖縄本部瀬底島で確認されました。2月13日の放流以来初めて見つかった新島小の子供たちのメッセージ記載コマです。発見者は四国の森田祐介さんです。(コマの発見情報

 

(060318) 福江小のメッセージコマ、新聞で紹介  ページトップへ

1月、西表島でコマを見つけていただいた群馬の沼津さんから「これからも夢を持ち続けて・・・」と励ましの手紙を添えてコマが届けられました。(続きは手紙をクリック) 



      


「見つけてくれた人に会いたい」など戻ってきたコマと手紙が子供達に大きな喜びを与えたようです。この様子が新聞で報道されました。(続きは新聞をクリック
 

(060315) ブイKOJI台湾で回収  ページトップへ


<3月15日>
13日から台湾北部の基隆付近の海岸に漂着していた漂流ブイKOJIが15日10:30国立台湾海洋大学の高教授の手により回収されました。再放流して頂くか、一時帰国をするかについては、これから検討します。


<3月14日>
台湾北部に漂着したブイKOJIですが、現地の方及び緑星社殿のご尽力により漂着位置の確認ができました。


<3月10日>
昨年12月2日に放流したブイKOJI は、与那国島から西表島、石垣島周辺を時計周りに大きく旋回した後、3月10日現在 台湾のキールン(基隆)の海岸数キロに接近中。どうやら台湾に漂着してしまいそう ・・・(経路)   
      
 

(060214) 第5回コマ放流実施  ページトップへ

北風が強く海も荒れていたため遅れていました放流を2月13日11:00に実施しました。

久しぶりの南風です。黒潮に乗る事を祈ります。今回は新島小のメッセージコマ約100個、またある英会話スクールのコマ50個を同時に流しました。

ブイは、前回石垣で回収された旧型LEOを再充電したものです。名称は前回と同じLEOとしました。
 

(060126) 最近のニュースから  ページトップへ

 水納島にお住まいの宮国さんがブイを回収して潮流に乗るように再放流して頂いたそうです。 有難う御座いました。


 愛知県 福江小学校の子供達のメッセージ 
現在までに発見されたコマ11個について、拾われた場所、拾っていただいた方、漂着前の風の記録などと共に子供たちにお返しすることにしました。皆さん、ご協力有難う御座いました。
 

(051228) LEO、YOKO、KOJI前途遥遥  ページトップへ

11月24日から消息を絶っていたブイLEOは、26日石垣島東部の明石海岸で回収されました。発見して頂いたのはダイビングサービス美海(ちゅらうみ)さんです。有難う御座いました。

LEOの石垣島上陸は、実は二度目。よほど石垣島が気に入ったのかも知れません。
10月5日 与那国島西方8K地点で放流
10月20日 石垣島に漂着。シーマンズクラブ後藤氏により発見後、28日御神崎沖に再放流
12月26日 前回とほぼ同じ場所に再漂着、石垣島を2ヶ月かけて半周したことになる・・・

12月2日に放流のブイYOKOは、18日西表島北西端の宇那利崎からの連絡を最後として通信を絶ちました。気象・海象そして2mの錘を下げていることから現在は右図の円内にあると思われ捜索中です。

また同時に放流されたKOJIも石垣島北東にある水納島付近で行き足が止まりましたが、島にお住まいの方のおかげで(?)、再度漂流を始めました。因みに水納島にお住まいは一家族だけだそうです。

北アメリカはおろか本州も遥か彼方。ま、そのうち黒潮に乗れるでしょう・・・

(注:”ぜんとようよう”は、正確には前途洋洋です。)
 

(051204) 第4回コマ放流、 12月2日実施  ページトップへ


12月2日 AM10:00 4回目のコマ及びブイ放流を行いしました。今回はある専門家のアドバイスにより久部良港の西15マイル(25K)の黒潮本流により近い場所としました。

ブイの名称はYOKO(562GE)とKOJI(9HZDU)、放流後の10:59分と11:15分には発信がありました。


さて今回の放流でも、与那国ダイビングサービス・和泉用八郎船長に大変お世話になりました。ラベル貼り、ブイのセットさらには島の25K沖まで行って戴くなど多大な協力を戴きました。

日本最西端のカリスマ船長、和泉用八郎氏(与那国ダイビングサービス)に重ねて厚く御礼申し上げます。
 

(051125) 10月1日放流のコマ 喜界島で発見  新山 雅美様より  
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(051101)  6月放流のコマ 沖永良部島で発見  ページトップへ

6月に放流したコマが5ヶ月経過した昨日、鹿児島県沖永良部島の小学3年生 西君によって発見されました。書かれている文字が判読しずらくなっているとの事です。  (コマ発見情報 6月放流分


下の写真は記事とは別に、以前、久米島で見つかったコマ。

 


(051019)  10月5日放流のコマ 西表島・石垣島に相次いで漂着  ページトップへ


10月5日に与那国島西8kmの地点から放流されたコマが17・18日、西表島と石垣島で見つかりました。

今回放流したコマの幾つかには、愛知県渥美町福江小学校の子供達のメッセージが書かれています。詳しく云うと、18日現在で29個のコマが見つかっており内7個にメッセージが記されています。(最新情報はココです。)


このメッセージが通じたのでしょう。西表島のガイド高市さんから手紙を戴きました。
 『私は西表島でカヌーと釣りのガイドをしている高市と申します。今日は仕事が休みなのでユツン川に竿をかついででかけました。河口に到着したときは潮が高く向こう岸に渡れないのでしばらくこちら側で釣をしていましたが昼過ぎくらいに潮が引き対岸に渡り、川の入り口あたりで釣をしようと歩いているとコマのようなものが落ちているのを発見。拾ってよく見てみると手書きの文字でS君の名前や将来はプロ野球選手になって首位打者になるぞと書いてあります。その10メートル先にK君のこまが落ちておりました。こちらは丁寧な文字で両側に渥見の文字が書かれています。ふたつとも一生懸命文字が書いてあったので連絡してみようと思った次第です。もし手書きの文字がなければ無視していたでしょう。他にも落ちていないかと約700メートルほど探したのですが見当たりません。手元にカメラがありましたので撮影して家に持ち帰りました。』

 ユツン川この辺りです。



尚、前回のニュースでお知らせしたMOMOは、無事黒潮の流れに乗って航海を再開したようです。現在位置はココ

 

(051016)  10月14日 MOMO 新島近海にて再放流  ページトップへ 


新島の皆様のおかげで無事保護されたMOMOは、長旅の疲れを癒した後、同島・菊新丸の大沼氏のご協力により14日14:10、島の西3Kmの地点に再度放流され新たな航海を始めました。

皆さん、大変お世話になりました。



写真:
右上:橋本氏、大沼氏、中:菊新丸、下:放流
左上:Kenmap使用  下:当日16時の位置

 

(051012)  10月8日 MOMO 新島羽伏浦海岸に漂着  ページトップへ


2005年8月1日与那国島西方沖8kmの黒潮本流から放流されたサテライトブイMOMOは、強風に吹き戻され8月10日未明、再び与那国島東岸の断崖絶壁、波打ち際の岩場に打ち上げられた。MOMOから知らせてきた位置情報をもとに、危険を冒して現場に急行、無事回収してくれたのは、地元でダイビングショップを経営する和泉用八郎氏。MOMOは和泉氏により8月19日、同海域から再び放流された。

その後MOMOは黒潮に乗って順調に北上したが、2つの台風(14号、15号)の影響を受けて、8月31日から9月13日にかけての2週間、シグナルも途絶えがちになりながら屋久島北西の東シナ海上を、怒涛に揉まれ漂う過酷な運命を切り抜けていた。

屋久島南岸から種子島東岸を通過した後、MOMOは日向灘沖、足摺岬沖、室戸の沖、潮岬沖と黒潮本流の幅一杯に、西に東に蛇行しながら快調に北上。そのまま太平洋の茫洋たる彼方に漂流して行くかに見えた。

しかし9月30日、徐々に進路を北に変え、10月4日、房総半島先端の洲崎をかすめて、10月8日、回り込むように新島に漂着した。着いたところは、東京都新島村羽伏浦海岸。2000kmの長旅の末の事であった。
そしてMOMOは島人の善意により無事回収された。


MOMOが大海原の一点からスンナリと回収出来た要因は、人と人の絶妙な連携にあった。与那国島沖放流以来ずっとインマルサットを介してMOMOの追跡を続けていたブイメーカーの畑本慶二氏はMOMOが一点に滞留した時点で、新島漂着を察知。流失や紛失を恐れた氏は迷わずインターネットを検索して、地元のアマチュア無線家 橋本武氏にコンタクトをし、MOMOの捜索を依頼した。

依頼を受けた橋本氏はこれを即座に快諾、直ちに夫人や仲間とともに捜索を開始した。しかしながら、広大な海岸にあっては、ブイは針の頭にも等しかった。


(写真左・中:橋本ご夫妻、右:植松氏)

自力による捜索を断念した橋本捜索隊は、ポータブルGPSを保有している知人、植松信弥氏に捜索を依頼した。この連繋が極めつけで、正に適切な判断であった。

手持ちのGPSに誘導された植松氏は殆んど迷う事無く、MOMO漂着現場に到着、氏によって無事回収される事となった。


今回のMOMOの漂流実験の第一段階は成功のうちに終わった。大成功と言っても良いのではないか。

再漂着した与那国島では、和泉用八郎氏の強力な援護を頂き、新島では橋本氏と、橋本氏から機転の連繋依頼を受けた植松氏、そして幾多の人々の献身的な協力をいただいた。

直ちに漂着現場に急行された植松氏は、現場の地形や位置関係の判る背景写真とともに、漂着したMOMOの実況を、写真に収めたうえで回収し、通報時には、詳細な地図も添付されるという完璧さであった。

MOMO回収後の、ニライカナイのメンバーとの丁寧な、連絡のメールのやりとりや、現地に飛ばれた畑本氏の報告を聞いていると、新島の人々の人柄がしのばれ心温まるものがある。関係していただいた方々にたいして、ニライカナイ一同心より御礼申し上げたい

           2005年10月10日     グループ・ニライカナイ



 

(051005)  第3回コマ放流、10月5日 10:30 に実施  ページトップへ


大型台風の影響で遅れていました第3回コマ放流を10月5日(水)10:30に行いました。


今回は愛知県渥美町福江小学校の子供達のメッセージを託します。同町では島崎藤村のヤシの実のロマン再現を目指して、観光協会が石垣島沖からヤシの実流しを実施しており、これが縁で同町小学校が今回の調査に協力していただけることになりました。ある児童は「やさしい人が拾ってくれて連絡してくれたらうれしい」と話していたそうです。(東愛知新聞

また、コマと同時に流すブイは旧型で、名称はLEOです。前回と同じく1.5Mのテグスに1Kの錘をつけて流しました。
       



 

(050917)  第2回放流コマ、一月半で宮崎に到達  ページトップへ

8月1日与那国島西方で放流されたコマが、9月14日、宮崎市の白浜海水浴場で見つかりました。所要日数44日ですが、与那国島近くを12日間程ウロウロしていたので実質30日強でしょうか。(発見情報

辿ったコースが違うので正確な比較は出来ませんが、コマは旧型ブイAIより早く、再放流された新型ブイMOMO(水中1メートルの錘付き)よりは遅いようです。(現在位置

海流がこのように流れているのか、あるいは最近到来した超大型台風14号のせいで打ち上げられたのかは分かりませんが、きっと8月放流の仲間のコマも近くにいるのでしょう。一月半で宮崎まで来るという事は、6月に放流された第一回のコマはもう房総半島辺りか、それともアメリカ西海岸に向けて旅立ってしまったかも知れません。                   


写真提供:PhotoMiyazaki 宮崎観光写真

 

(050904)  ブイMOMO 屋久島付近に到着。 ブイAIは、朝鮮海峡へ?  ページトップへ


去る8月19日与那国島西方の海域から再放流されたブイMOMOは追加した錘が功を奏したのか黒潮に乗ってスイスイ(?)漂流し屋久島の北西にある黒島付近まで来ました。(右:右下が屋久島、左上が9月3日の位置)

一方8月1日に放流されたブイAIは、途中で北(あるいは西)に流された結果、黒潮の北端に位置しどうやら韓国方面に向かうコースに乗ったような・・・現在位置はココです。

ただ超大型台風14号が近づいていますので、今後のコースは予測不可能・・・もしどこかの岸辺に打ち上げられたら、どうぞご一報を。
ブイ MOMO(モモ) ブイ AI(アイ)

 

(050824)  ユキさんちと言えば・・・  ページトップへ

8月1日に放流したコマ1000個のうちが10個が、与那国島の東海岸で発見されました。(正確には、戻ってきちゃった・・・と言った方が良いかも知れません。)発見者は ユキさんちのカレーのオーナー久野幸子さんです。

“ユキさんちのカレー”は、島を知る方ほとんどがご存知でしょう。“ユキさん 与那国島”でインターネットを検索したところ、762件もありました。有名なのです。南国の風がゆったり流れる中、島豆腐の入ったカレーに島唐辛子をちょっぴり垂らし食するカレーはオツなもの。詳しくは、良い紹介がいくつもありますので、そちらを見てください。
   


ユキさん、漂流物学会の会員で漂着物にロマンを求め、どこから来たのだろう?どんな人が使っていたのだろう?とその生活や文化を想像するとワクワクするとの事。種子や小さなおもちゃ、ガラスのうきなどを収集・研究されているとか。そういえば、店にはガラス玉がいくつも飾ってあります。今回、台風10号が島をかすめ、そのコースから東風が吹く事を予想して(さすがプロ!)、毎日東海岸へ行き見つけられたそうです。

そして、これがブイMOMOが海流に逆らって南へ流れ、再び舞戻った理由を知るきっかけとなりました。ユキさん、貴重な情報ありがとうございます。第2回放流のコマたち、東へ流されているかも知れません。

るるぶ観光情報:ユキさん

Okinawa Gallery: 与那国島 バックナンバー

まだまだあります・・・ Yahoo検索結果(ユキさん 与那国島)


 

(050820)  漂流ブイMOMO、再び航海に出る。  ページトップへ

元気でね。毎日連絡するんだよ! (現在位置

 

(050817)  漂流ブイMOMO、与那国島へ戻る。  ページトップへ

去る8月1日与那国島西方8キロの海域から放流されたブイMOMO は10日間の漂流後ナント再び与那国島の東海岸に漂着。当日GPSで位置を確認した、与那国ダイビングサービスの和泉用八郎船長が陸路、道無き断崖絶壁を降り無事回収してくれました。

用八郎船長の勇敢な救助活動に、ニライカナイ一同大変感謝しております。

尚、MOMOは、数日後前回投入地点より再度航海を始める予定です。(写真上はMOMOが漂着した海岸、遠くに島のシンボル立神岩(たてがみいわ)が見える。写真下は回収されたMOMO。)
ブイAI は 6日ぶりに通信回復しました。現在位置はココです。

 

(050807)  8月1日午前9時10分第2回放流、与那国島西方8km地点。  ページトップへ

 
ブイAIの上面
ブイMOMOとコマ
ブイからの信号を衛星経由で受信

 

(050722)  第2回放流 8月1日に決定。 与那国島の子供たちのメッセージを運びます!
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